TOP

クラムボンをはじめ、複数のミュージシャンの
CDジャケットやアーティスト写真を手がける
新進気鋭の写真家、原田奈々さんの
Start Lineを聞く!

─写真を撮るようになったきっかけは?
もともと興味はあったんですが、きっかけは大学に入ってから。写真部に入ってモノクロ写真を撮ったり、暗室の使い方を教わったりしていました。そして、ちょうど私が大学在学中に姉がボーカルをつとめるクラムボンがメジャーデビューを果たして、ライブ告知などの写真も撮らせてもらうようになったんです。学生のときはライブ会場やクラブで、姉が弾くピアノに合わせて私の撮った写真をスライドで流すイベントもやっていましたね。観ている人の反応が生で伝わるのでライブ感があって、新鮮で面白かったですよ。

─写真家として仕事を始めたのはいつ頃?
大学を卒業してから1年間アルバイトでお金を貯めて、約3ヵ月間、南フランスやスペインを周って写真を撮っていました。旅先で写真を撮るのが好きなんですよ。その翌年には、沖縄・竹富島の民宿で3ヵ月間住み込みで働きながら、写真を撮っていました。初めて仕事として手がけたのは、その年、2002年に発売されたクラムボンのアルバム『Re-clammbom』のジャケット写真。雑誌関係では、同時期に『バフアウト』という音楽系カルチャー誌の企画で、姉と銚子に行って撮った写真が掲載されたのが最初の仕事です。

─大学を卒業してから写真で本格的に仕事を始めるまで、どんなことを考えて過ごしていたんですか?
大学を卒業するまでの間、少しも就職活動をしなかったんです。「もっと写真を撮りたい、就職したら写真が撮れなくなる」と思っていて(笑)。たまたま周りにあくせく就職活動している人がいなかったこともあって、特に焦りもありませんでしたね。ただ写真を撮ることが好きで続けているので、それが形になるとか、写真で有名になろうとは考えていませんでした。

─今後の展開を教えてください
本を作りたいですね。今、フォトエッセイを作ることも考えています。あと、映画が好きなので映画のスチール写真も撮ってみたい。写真とは全くジャンル違いのことにも興味はあるんですけど、でも、他のことをやっていて自分が撮りたいときに写真が撮れないのは嫌なんですよ。なので、これからも、自分が好きな写真、納得できる写真を撮っていければいいと思っています。
原田奈々/Nana Harada
写真家

1977年生まれ。明治学院大学仏文科卒業。2002年、クラムボンのCDアルバム『Re-clammbon』のジャケット写真を手がける。以降、ハナレグミ、Small Circle of FriendsなどミュージシャンのCDジャケット、アーティスト写真を中心に活動中。
http://www.diapo7.com/
クラムボン 『Re-clammbon』
ジャケット写真
ハナレグミ 『hana-uta』
ジャケット写真
初の写真集 『ピアニスト』
姉の郁子さんが文を担当。
インタビューは初個展会場の
GALLERY IMAGOにて収録。